人生の迷子
毎日めまぐるしく回る。
日々淡々と、アルバイトをしてみたり、家事をしたり、ときどき友達と遊びに行ったり。
そんなイベントだけで見ればなんでもない日常でも、
心の中は大嵐だったりする。
私、実は2017年春募集の青年海外協力隊に応募して、合格しています。
それが、地獄のような、嵐のような、崖から落とされたような、気持ちの原因となっていきます。
8月17日。
合格通知を受け取ったとき、正直「うれしくなかった」。
本当に協力隊になりたい人には申し訳ないんですけど、本当になんでかわからないけれど、「うれしくなかった」。
後になって整理してみれば、
・会社を辞めたあとの進路がほしかった(応募時在職、面接時にすでに退職)
・なにがなんでもこの日常から抜け出したかった(詳述)
・以上の気持ちが面接時にすでになかった
・むしろ日常を愛していて、このまま過ごしていければいいなと思った
・会計士を目指したかった
・大嫌いな前職に関わる要請だから、退職した今、むしろ関わりたくなかった
・ボランティアではないやりたいことが見つかった気がした
みたいなことが心にあったんだと思います。
すでに面接時に、周りの人間を見ながら、「私ここにいていい人間なのかな?」と思っていたし、あまりに準備不足で意識が低いものだから、落ちるつもりでほかの受験生と関わろうとしなかった。
だから本当に合格通知がきたときは、あせった。
なんで。どうして。わたしがうかるの。わたしでいいの。わたしをえらぶの。
なんで私が合格なの。
7月に面接があってからもう落ちたものとして、「一応結果まで待って、落ちてるのを確認して、会計士の予備校に通わせてもらおう」と思って、予備校の情報を集めたり、簿記2級の勉強をしたりしていました。
なのに。
わたしが。
合格なんて。
本当にどうしたらいいかわからなかったんです。
予備校に通うにはお金がかかる。それは情けないことに自分では捻出できなくて、親に頭下げなくてはいけない。
しかも会計士なんて、勉強して必ずなれるわけではない。
予備校に通う2年間、どうやって生活していくかも伝えなければならない。
けれど、青年海外協力隊は。
合格させてもらった。
行けば英語ができるようになる。生活の心配もいらない。親に頼らなくて済む。
帰国したときには得難い経験を積んで、もしかしたら別人のように成長できるかもしれない。
でも、私、本当に、ボランティアやりたいの…?
そんな気持ちで揺れ動いていました。
けれど、回答期限がある。
青年海外協力隊に参加するのか辞退するのか、回答しなければならない。
迷って
迷って
迷って
考えて
考えて
考えて
辞退しました。
夜な夜な友人に電話に付き合ってもらって、最終的には、自分で決断しました。
これには自分の中で納得できる理由が見つかったら、辞退を選択したのですが、
これがさらなる波紋、というか嵐を呼びます。